屋根修理・屋根工事のやね屋です。
屋根は下地と表面の構造から成り立ち、両者を適切にメンテナンスすることで、建物全体の耐久性を保つことができます。
下地は屋根の強度と防水性を支える基盤であり、表面は直接的に外部環境から家を守る役割を果たします。
ここでは、屋根の下地と表面のメンテナンス方法を2つのブロックに分けて解説します。
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1:屋根の下地のメンテナンス方法

1.下地の役割と点検の重要性
- 下地(野地板、防水シート、垂木)の役割:
- ・野地板は屋根材を支える基盤であり、建物の強度を保つ役割を果たします。防水シートは雨水の侵入を防ぎ、垂木は屋根全体を支える構造材です。
- ・これらが劣化すると、屋根材が機能を失い、雨漏りや屋根全体の崩壊リスクが高まります。
- 定期点検の必要性:
- ・下地の劣化は表面からは見えない場合が多いため、専門業者による定期点検を行うことが重要です。築10年以上経過した屋根は、2~3年に一度の点検をおすすめします。
2.下地の劣化サインを見つける
- 雨漏り:
- ・屋根裏や天井に水滴やシミが見られる場合、下地の防水シートが劣化している可能性があります。
- 野地板の腐食:
- ・屋根裏にアクセス可能な場合、木材の変色や腐食、湿気がないかを確認します。
- 垂木の劣化:
- ・屋根全体が沈むような歪みがある場合、垂木が損傷している可能性があります。
3.修理と補修方法
- 防水シートの交換:
- ・防水シートの寿命は10~20年程度です。劣化が見つかった場合は、屋根材を一部または全て取り外して新しい防水シートを敷設します。
- 野地板の補修:
- ・腐食や割れがある場合、劣化部分を取り除き、新しい木材を接合します。必要に応じて全体を交換することもあります。
- 垂木の補強:
- ・垂木に損傷がある場合、補強材を加えるか交換します。構造的な損傷の場合、建築士のアドバイスを受けることが望ましいです。
2:屋根表面のメンテナンス方法

1.表面の役割とメンテナンスの重要性
- 屋根材の機能:
- ・瓦、スレート、金属などの屋根材は、雨や雪、紫外線から建物を直接守る役割を担います。また、外観を美しく保つ役割もあります。
- 定期清掃の必要性:
- ・落ち葉やゴミが屋根表面に溜まると、雨水が滞り、屋根材の劣化を早める可能性があります。特に雨樋周辺は定期的に清掃することが大切です。
2.屋根材の状態を確認する
- 割れやズレ:
- ・瓦やスレートにひび割れやズレがないか確認します。割れた瓦がある場合は、即座に交換が必要です。
- 錆びや塗装の剥がれ:
- ・金属屋根では錆びや塗装の剥がれが劣化のサインです。錆びが進行する前に再塗装を行うことで耐久性を保てます。
- 苔やカビの発生:
- ・屋根材に苔やカビが生えている場合、防水性が低下している可能性があります。専門の洗浄剤を用いて清掃するか、業者に依頼します。
3. 修理と予防方法
- 部分修理:
- ・割れた瓦やズレたスレートは、部分的に交換します。スレート屋根の場合、交換後に塗装を施すと美観と防水性が向上します。
- 再塗装:
- ・金属屋根やスレート屋根は5~10年ごとに再塗装を行うことで、防水性と耐久性を維持できます。
- 防水コーキング:
- 屋根材の接合部や隙間にコーキング材を塗布し、雨水の侵入を防ぎます。特に雨樋や棟板金の周辺は重点的にメンテナンスを行います。
3:まとめ

屋根の下地と表面のメンテナンスは、建物の耐久性と安全性を保つために欠かせない作業です。
下地は屋根全体の強度を支え、防水シートや野地板、垂木の劣化を早期に発見して補修することが重要です。
一方、表面のメンテナンスでは、屋根材の割れやズレ、錆び、苔などをチェックし、清掃や再塗装、部分修理を行うことで、外部環境から建物を守ることができます。
これらのメンテナンスを定期的に実施することで、大規模な修理を防ぎ、長期間にわたって快適な住環境を維持することが可能になります。
専門業者と協力しながら計画的に対応しましょう。
どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。