意外と知らないデメリットも紹介！
屋根修理・屋根工事のやね屋です。
屋根リフォームの中でも、比較的気軽に行えるのが屋根塗装です。
この記事を見ている方の中にも、屋根塗装に興味を持っている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、屋根塗装のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
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1:屋根の種類を把握する
屋根塗装とは、その名の通り屋根に新しい塗料を塗布する工事のことです。屋根は常に雨風にさらされており、時間の経過とともに塗料が劣化してしまうため、定期的に塗装を行う必要があります。
・屋根塗装のメリット
では次に、屋根塗装のメリットについて詳しく見ていきましょう。
・雨漏り防止に繋がる
一般住宅の屋根には、セメントを材料としたスレート屋根が使われることが多いのですが、この屋根材自体には防水性がありません。塗装を行うことで初めて防水機能が追加されるのですが、塗料は時間の経過とともに劣化し、機能性も低下していきます。定期的に屋根塗装を行うことによって、屋根の防水性を維持しやすくなるため、雨漏り防止に繋げやすくなるのです。
・外観を一新できる
屋根は住宅のイメージを左右する重要な部分であり、しばらくメンテナンスをしていないとボロボロに見えてしまうこともあります。屋根塗装を行うことによって、屋根の外観を一新できるため、
「美しい外観を維持したい」
と考えている方は、定期的に屋根塗装を行いましょう。
・撥水、抗菌効果が向上する
屋根塗装に使用する塗料は、撥水性が高いものが多いため、雨水をはじく効果を高めやすくなります。先ほども解説したように、屋根は常に雨風にさらされているため、時間の経過とともに劣化していきます。撥水性の高い塗料を塗布したとしてもいずれは劣化してしまうのですが、雨水をはじく力が強いため、劣化スピードを遅らせやすくなるのです。
・快適性が向上する
屋根塗装で使用する塗料の中には、暑さや寒さを軽減する効果を持つものもあります。
最も代表的なのは、
・遮熱塗料
・断熱塗料
上記2つです。
遮熱塗料は屋根の日光反射率を高めてくれるため、屋根の熱を逃がしやすくなります。断熱塗料の場合は、遮熱塗料が持つ効果に加え、室外の温度を室内に伝わりにくくする効果があるため、暖房効率の上昇や電気代の削減に繋げやすくなるのです。
・屋根塗装のデメリット
では次に、屋根塗装のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
・3回以上の塗装はおすすめできない
屋根塗装は、耐久性や機能性、美観を維持するためにも定期的に行うのがおすすめです。ただ、3回以上の屋根塗装はあまりおすすめできません。なぜなら、屋根塗装をするたびに塗料の厚みでスレートの隙間が小さくなり、水が入り込みやすくなるからです。隙間に水が入り込んでしまうと、雨漏りの原因になるため、万が一のトラブルを避けるためにも屋根塗装は2回までにしておきましょう。
・場合によっては屋根の寿命を縮めてしまうことがある
屋根塗装は簡単そうに見えて意外と難しいです。タスペーサーを使わずに施工するなど、間違った方法で行うと屋根の寿命を縮めてしまう可能性が高くなりますので、信頼できる業者に相談しましょう。
・屋根塗装が適していないケースもある
既に雨漏りが発生している場合などは、屋根塗装をしても問題を解消できない可能性が高いです。なぜなら、屋根塗装は屋根の表面に対して行う工事であり、下地をはじめとする内部腐食にアプローチする工事ではないからです。劣化が進んでいる場合は、塗装ではなくカバー工法や葺き替えなどが必要になるケースもありますので、まずは知識と経験が豊富な業者に相談するところから始めてみてください。
2:屋根塗装の費用相場
では次に、屋根塗装の費用相場と内訳について詳しく解説していきます。
・全体の費用相場
屋根塗装は、塗装面積や使用する塗料によって費用が変動しますが、大体40万円～60万円前後の費用がかかります。（30坪の住宅を想定）ただし、塗料のグレードを上げたり、追加で工事が必要になったりした場合は、100万円以上の費用がかかることもありますので、あくまでも目安としてお考えください。
・費用の内訳
屋根塗装にかかる費用の内訳は、以下の通りです。
・塗料代→20万円～40万円ほど
・人件費→10万円～20万円ほど
・足場代→16万円～23万円ほど
※30坪、2階建ての住宅を想定
塗料のグレードを落とすことによって費用を抑えやすくなりますが、費用面だけに注目して塗料を決めると後悔したり、すぐにメンテナンスが必要になったりしますので、慎重に検討していきましょう。
3:まとめ
屋根塗装は、機能性や耐久性の維持、それから美観の維持に必要な工事です。
葺き替えやカバー工法に比べると費用を抑えやすいため、比較的気軽に行える工事ともいえます。
ただ、屋根塗装は簡単そうに見えて意外と難しい工事であり、依頼する業者を間違えると後悔したり、トラブルに発展したりしますので、顧客想いの優良業者を探して相談してみましょう。
どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。