メリット、デメリットを徹底解説!
屋根修理・屋根工事のやね屋です。
屋根修理には、全体補修と部分補修という2つの種類があります。
中には、
「部分補修って本当に必要なの?」
という疑問を抱えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、部分補修の必要性やメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。
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1:屋根の修理方法
まずは、屋根の全体補修と部分補修の違いについて詳しく見ていきましょう。
・全体補修
全体補修とは、その名の通り屋根全体を補修する工事のことです。
・葺き替え
・葺き直し
・カバー工法
などが挙げられます。
全体補修をすることによって、屋根全体の耐久性や機能性を回復させられますが、その分費用は高額になります。
・部分補修
部分補修とは、屋根の一部を補修する工事のことです。
具体的な作業内容は後ほど紹介しますが、作業範囲が狭いため、全体修理に比べると時間も費用も抑えやすくなります。
・屋根を部分補修するメリット、デメリット
では次に、屋根を部分補修するメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
・メリット
部分補修のメリットは、
・費用を抑えられること
・短期間で工事が終わること
上記2つです。
屋根の全体修理には数十万円、あるいは数百万円単位の費用がかかることもありますが、部分修理であれば数万円から数十万円程度で行えるケースもあります。
また、工期も早ければ1日、長くても数日以内には完了するケースが多いため、時間と費用をかけずに修理したいと考えている方におすすめです。
・デメリット
部分修理のデメリットは、問題を根本的に解決できない場合があることです。
例えば、雨漏りをしている部分だけ修理をしたとしても、他の部分の劣化を食い止めなければ再び別の箇所から雨漏りしてしまいます。
また、部分修理は全体修理に比べると費用を抑えられますが、小さい箇所に対して資材を準備しなければならず、職人の手配も行わなければならないため、トータルで見ると割高になってしまうのです。
2:屋根の部分補修の種類と費用相場
では次に、屋根の部分補修の種類と費用相場について詳しく見ていきましょう。
・・コーキング補修
コーキングとは、瓦のひび割れや谷板金の穴あきを補修できる修理材のことです。
コーキング補修の場合、費用は1万円~5万円程度に抑えられ、時間も30分~1時間程度で完了します。
・・屋根材の差し替え
屋根材の一部に大きなひび割れが見られる場合は、屋根材の差し替えを行うこともあります。
屋根材を差し替える場合の費用は1万円~5万円前後となり、1時間~2時間程度で完了するため、気軽に行いやすいといえるでしょう。
ただし、スレート屋根の差し替えを行う場合、釘を無理やり抜くことになり、雨漏りに繋がりやすくなるため注意が必要です。
・・葺き替え(一部のみ)
屋根の葺き替えは、一般的に屋根全体を新しいものに取り換えることを指します。
ただ、一部のみ葺き替えることも可能です。
一部のスレートが破損している場合や、雨漏りの原因が判明している場合などに有効です。
一部のみの葺き替えは、5万円~30万円前後の費用となり、1日~3日で工事が完了するため、全体の葺き替えに比べると費用も時間も抑えやすくなります。
・・カバー工法(一部のみ)
葺き替え同様、一部のみをカバー工法で補修することも可能です。
費用は5万円~25万円前後、期間は1日~3日程度となるため、屋根全体のカバー工法に比べるとハードルは下がります。
ただし、カバー工法を行った場合は、雨どいの位置を変更する必要が出てくるケースがありますので注意しましょう。
・・葺き直し(一部のみ)
瓦屋根の場合は、一部のみを葺き直すこともできます。
雨漏りが発生して、尚且つ原因がはっきりしている場合などに行われることが多いです。
費用は5万円~20万円前後となり、1日~3日程度で工事が完了します。
・・塗装(一部のみ)
屋根塗装では、全体に塗料を塗布していくのが一般的ですが、一部のみ塗装をすることも不可能ではありません。
一部のみ塗装をする場合、費用は5万円~20万円前後、期間は1日~3日になることが多いのですが、屋根塗装では塗料を乾燥させる必要があるため、部分塗装だとしても大幅な工期短縮には繋げられないでしょう。
また、塗料を1缶購入すると40~100㎡ほど塗装できるため、部分的に塗装を行うのはあまりおすすめできません。
3:まとめ
屋根の部分補修は、コストを削減したい方や工期を短縮したい方におすすめです。
また、一部のみ損傷している場合などにも有効な方法といえるでしょう。
ただし、屋根全体を補修するわけではなく、一部の工事が完了しても、すぐに別の箇所が傷んでしまうケースもありますので、本当に部分補修でいいのかをじっくり考えていきましょう。
場合によっては、部分補修の方が割高になるケースもありますので、目先の費用だけに注目するのではなく、長期視点を持って検討していくことをおすすめします。
どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。