長持ちさせるポイントも徹底解説!
屋根修理・屋根工事のやね屋です。
数ある屋根材の中でトップクラスの人気を誇るスレート屋根。
この記事を見ている方の中にも、スレート屋根に興味を持っている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、スレート屋根の特徴や種類、耐久性や長持ちさせるポイントについて詳しく解説していきます。
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1:スレート屋根とは?
スレート屋根とは、セメントを材料とする屋根材のことです。
デザイン性が高く、施工費用も比較的安価なことから、現在においてはメジャーな屋根材となっています。
また、スレート屋根ではなく、
・コロニアル
・カラーベスト
などと呼ばれることもありますが、意味は同じです。
・スレート屋根の代表的な種類
では次に、スレート屋根の代表的な種類について詳しく見ていきましょう。
・天然スレート
天然スレートとは、粘板岩を薄い板状に加工した屋根材のことです。
耐久性に優れており、色褪せしにくいというメリットがあります。
ただ、天然素材を使用していることから、価格が高くなりやすく、住宅の屋根材としてはあまり使われていません。
・化粧スレート
化粧スレートは、人工のスレートのことです。
一口に化粧スレートといっても、
・平板スレート
・厚型スレート
・波型スレート
・石綿スレート
など、様々な種類があり、平らな屋根をしている住宅の大半は、化粧スレートを使っています。
・スレート屋根の耐久性
スレート屋根の耐用年数は、15年~25年といわれています。
ただ、耐用年数はあくまでも目安であり、実際の寿命ではありません。
例えば、一切メンテナンスを行わずに放置している場合、15年が経過する前に寿命が来てしまうこともあります。
逆に、定期的にメンテナンスをすることによって、耐用年数を伸ばせる可能性が高くなるのです。
・スレート屋根の劣化サイン
では次に、スレート屋根の劣化サインをいくつか紹介していきます。
これから紹介する症状が見られた場合は、たとえ耐用年数が経過していなくてもメンテナンスを行いましょう。
・コケや藻の繁殖
コケや藻が繁殖している場合、スレート屋根の防水性が損なわれている可能性が高いです。
この状態を放置すると、雨漏りに繋がりやすくなりますし、美観も損なわれますのでできるだけ早く塗装を行いましょう。
・色褪せ
色褪せも立派な劣化症状です。
中には、
「色褪せくらいどうってことない」
と考えている方もいると思いますが、色褪せが起こるということは塗膜が劣化している証拠であり、防水性が低下している可能性が非常に高いです。
即座に雨漏りに繋がるわけではありませんが、放置すると屋根材の劣化を早め、最終的には雨漏りが起こりやすくなりますので注意してください。
・塗膜の剥がれ
塗膜が剥がれてきた場合、既に屋根材の防水性が失われている可能性が高いです。
こうなると、水分を吸収しやすくなるため雨漏りのリスクが高くなります。
また、塗膜が剥がれているだけで一気に見た目が悪くなりますので、美観を維持する意味でもできるだけ早くメンテナンスを行いましょう。
・ひび割れ
スレート屋根は比較的薄い屋根材ですので、ちょっとした歪みでひび割れが生じてしまうことがあります。
ひび割れが起こったとしても、スレート屋根の下にはルーフィングがありますので、すぐに雨漏りが発生するわけではありません。
ただ、ひび割れを放置すると隙間から雨水が侵入し、最終的には雨漏りに繋がる可能性が高くなりますので注意が必要です。
2:スレート屋根を長持ちさせるポイント
では次に、スレート屋根を長持ちさせるポイントを2つ紹介していきます。
・コケやカビを除去する
屋根に生えたコケやカビは、できるだけ早く除去することが大切です。
なぜなら、コケやカビが根を張るとスレート屋根自体が劣化してしまうからです。
高圧洗浄やバイオ洗浄で定期的にコケやカビを除去することにより、スレート屋根を長持ちさせやすくなります。
・定期的にメンテナンスを行う
スレート屋根を長持ちさせるためには、定期的にメンテナンスを行わなければなりません。
屋根塗装や部分補修などを必要に応じて行うことによって、屋根材の劣化を防ぎやすくなります。
屋根のメンテナンスは自分では行えない場合がほとんどであり、基本的には業者に依頼することになります。
その際は多少費用がかかりますが、こまめにメンテナンスを行うことによって、トータルで見ると修理費用やメンテナンス費用を抑えやすくなりますので、
「スレート屋根のメンテナンスを全くしていない」
という方は、ぜひ一度業者に相談してみてください。
3:まとめ
スレート屋根は、セメントを材料とする屋根材のことであり、多くの住宅に使用されています。
スレート屋根の耐用年数は15年~25前後といわれていますが、環境やメンテナンス頻度によって実際の寿命は変わってきます。
また、耐用年数が経過していなくても、劣化症状が生じた場合はメンテナンスが必要になりますので、今回紹介した劣化症状が起こった場合は、できるだけ早く業者に相談しましょう。
どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。