屋根の修理・屋根工事はやね屋へ

屋根のカバー工法って一体何?

メリットやデメリット、費用相場を紹介!

屋根修理・屋根工事のやね屋です。

屋根の全体修理と聞いて、葺き替えをイメージする方は多いと思いますが、近年ではカバー工法も人気を集めています。

この記事を見ている方の中にも、カバー工法について気になっている方が多くいるはずです。

そこで今回は、屋根のカバー工法とは何かということについて、詳しく解説していきます。

お見積もりは3社以上取りましょう!!
相見積もり歓迎します!!

1:屋根のカバー工法とは?

カバー工法とは、別名「重ね葺き」とも呼ばれる工法であり、既存の屋根材の上から新しい屋根材を設置する工事のことを指します。

冒頭でも解説したように、これまでは屋根の全体修理といえば葺き替えでしたが、近年ではコスパや工期など、トータルで見たときのメリットが大きいことからカバー工法を選択する方が増えているのです。

・どんなメリットがある?

そんなカバー工法には、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

・工事費用を抑えやすい

葺き替えは、既存の屋根を撤去して、新しい屋根材を設置します。

一方、カバー工法は既存の屋根を撤去せず、上から新しい屋根材を被せます。

カバー工法の場合は、葺き替えを行う際に必須となる「既存屋根の撤去」が発生しないため、費用を抑えやすくなるのです。

費用相場は60万円~200万円前後と若干幅広いですが、葺き替えに比べると費用を抑えやすいため、コストバランスを重視している方におすすめです。

・短期間で工事が完了する

カバー工法は既存屋根の撤去が必要ないため、工期も短くなります。

葺き替えの場合は1週間から10日前後、場合によっては2週間以上の時間がかかることもありますが、カバー工法の場合は1週間程度で完了することがほとんどです。

そのため、生活への支障も最小限に抑えやすくなります。

・機能性の向上に繋がる

カバー工法で屋根修理を行うことによって、屋根の厚みが増すため断熱性や防音性が向上します。

また、ガルバリウム鋼板などの金属屋根でカバーすることが多いため、防水性の向上にも繋げやすいです。

このように、カバー工法を行うことによって、屋根の機能性を回復させやすくなるため、生活の快適性を高めやすくなるのです。

・どんなデメリットがある?

たくさんの魅力があるカバー工法にも、いくつかデメリットが存在しています。

これから紹介するデメリットを理解しておかないと、後悔する可能性が高くなりますのでぜひチェックしておいてください。

・屋根の重量が増える

屋根は重たければ重たいほど耐震性が低くなり、軽ければ軽いほど耐震性が高くなります。

カバー工法の場合、屋根の重量が増えてしまうため、耐震性の低下に繋がってしまうこともあるのです。

とはいえ、近年ではガルバリウム鋼板という軽量な金属屋根を被せることが多くなっているため、一気に耐震性が落ちるとは考えにくいです。

・瓦屋根は工事できない

葺き替えは、屋根の状況や種類に関係なく行えますが、カバー工法の場合は制限がかかります。

具体的には、瓦屋根や下地が腐食もしくは劣化している屋根への施工ができないため、これらに該当する場合は別の方法で修理を行わなければなりません。

・その後の修理やリフォームが高額になる可能性がある

カバー工法を行った屋根は、二層になっています。

そのため、その後の修理やリフォーム費用が高額になってしまう可能性があるのです。

このように費用面でのデメリットも若干ありますので、慎重に検討していきましょう。

2:カバー工法が行えないケースとは?

先ほど、瓦屋根や劣化が激しい屋根にはカバー工法が行えないと解説しましたが、実はそれ以外にもカバー工法を実施できないケースがいくつか存在しています。

・雨漏りが発生したことがある場合

過去に雨漏りが発生したことがある場合、下地などに傷みが発生している可能性が高いです。

この状態でカバー工法を行うと、内部腐食が進んでしまう恐れがあるため、基本的には別の方法で修理をすることになります。

・すでにカバー工法を行っている場合

カバー工法は1回しか行えません。

なぜなら、2回以上カバー工法を行うと、屋根が何層にもなってしまい、耐震性が低下するからです。

すでにカバー工法を行っている場合、葺き替えなど別の修理方法を選択することになりますので覚えておきましょう。

・カバー工法の注意点

カバー工法を行う際は、以下2つのポイントに注意してください。

・火災保険は使えない

・業者の提案を鵜呑みにしない

・火災保険は使えない

屋根修理では、所定の条件を満たせば火災保険が使えます。

火災保険を使うことによって、自己負担額を減らせるため、家計への影響を軽減しやすくなるのです。

カバー工法も屋根修理工事の1つですが、火災保険の対象外となっています。

なぜなら、火災保険の適用条件を満たしていないからです。

・同じ屋根材を使用して破損を元に戻す、または交換する

・台風や地震などの天災による破損箇所を修繕する

カバー工法は、新しい屋根材を上から被せる工法であり、火災保険の対象にはなりませんので注意しましょう。

・業者の提案を鵜呑みにしない

屋根修理業者の中には、飛び込み営業でカバー工法を提案してくるところもあります。

このような業者の中には、そこまで老朽化していないにもかかわらず、カバー工法を進めてくるところもありますので注意しましょう。

もちろん全ての業者がそうではありませんが、このような悪質業者もいるということだけ覚えておいてください。

3:まとめ

カバー工法は、葺き替えとは違って、既存屋根の撤去作業が発生しないため、時間も費用も抑えられます。

このようなことから、近年では葺き替えと同じくらい注目を集めているのです。

ただ、カバー工法にもいくつかのデメリットや注意点があり、安易に選択すると後悔する可能性が高くなりますので、今回紹介したことを参考にしつつ、業者としっかり相談しながらどの工法で屋根修理を行うかを慎重に決めていきましょう。

どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。

お見積もりは3社以上取りましょう!!
相見積もり歓迎します!!

店舗一覧

岩手県

石川県

岐阜県

奈良県

兵庫県

岡山県

島根県

山口県

愛媛県

徳島県

佐賀県

熊本県

宮崎県