メリットやデメリット、費用相場を紹介!
屋根修理・屋根工事のやね屋です。
屋根のリフォームを検討している方の中には、
「葺き替えって何?」
という疑問を抱えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、屋根の葺き替えとは何か、メリットやデメリットは何か、費用はどれくらいかかるのかということについて詳しく解説していきます。
1:屋根の葺き替えとは?
屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を撤去して、新しい屋根材を設置する工事のことです。
下地から全て取り替えるため、防水性能が新築同様まで回復します。
ただ、屋根の葺き替えは大規模修繕に該当するため、ある程度の時間とお金がかかります。
・屋根を葺き替えるメリット
では次に、屋根を葺き替えるメリットについて詳しく見ていきましょう。
・住宅の寿命を延ばせる
屋根の葺き替えを行うことによって、屋根材だけでなく、
・野地板
・防水紙
などの下地も新しくできるため、住宅全体の寿命を延ばしやすくなります。
塗装や部分修理でも耐久性の維持や向上に繋げられるのですが、下地から取り替えるわけではないため、機能性や耐久性を大幅に高められるわけではありません。
葺き替えを行うことによって、屋根が新築同様の状態となるため、耐久性の維持や向上を目的としている方はぜひ検討してみてください。
・耐震性の強化に繋がる
日本は地震大国といわれており、いつどこで、どんな地震が起こるかわかりません。
葺き替えを行って、今よりも軽い屋根材を設置することによって、住宅の耐震性を高めやすくなるため、安心して生活できるようになるのです。
・外観を一新できる
外観を一新できることも、葺き替えを行うメリットです。
葺き替えを行うと、屋根が新築同様の状態になりますので、美しい外観を取り戻せるように
なります。
新築時から時間が経過すると、どうしても建物が古くなってしまいますが、屋根を葺き替えるだけで住宅のイメージがガラッと変わりますので、機能性や耐久性の向上だけでなく、外観も一新したいという方はぜひ葺き替えを検討してみてください。
・屋根を葺き替えるデメリット
では次に、屋根を葺き替えるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
・費用が高額
屋根の葺き替え工事は、大規模修繕に分類されるため、費用も高額になります。
坪数や状況によっても費用は変動しますが、大体80万円~220万円前後が相場となっているため、費用計画についてもしっかりと練っておかなければなりません。
とはいえ、傷んだ屋根を少しずつ直していくよりも、葺き替えで一気に直してしまった方がトータルコストを抑えられるケースもありますので、長期視点を持って検討していくことをおすすめします。
・工期が長い
葺き替え工事は、部分修理に比べると工期が長くなります。
基本的に1週間~10日ほど、状況によっては2週間以上かかってしまうこともあり、その間は足場がかかった状態となるため、日常生活にも影響が出る可能性が高いです。
また、依頼する時期によってはさらに時間がかかるケースもありますので、工事の時期や工期については依頼前にしっかりと確認しておきましょう。
2:屋根の葺き替えに適したタイミングとは?
では次に、屋根の葺き替えに適したタイミングを2つ紹介していきます。
「どのタイミングで葺き替えをすればいいかわからない」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
・築20~30年が経過している場合
屋根材には様々な種類がありますが、基本的にはどの屋根材も20年~30年で耐用年数を迎えるため、このタイミングを葺き替えの目安にするのがおすすめです。
中には、50年以上持つ屋根材もありますが、屋根材が耐久性を保っていても、下地が劣化してしまうケースもあります。
目立った劣化症状が出ていなくても、内部的に劣化が進行しているケースもありますので、
「葺き替えを一度も行ったことがない」
という方は、これを機に一度点検を行ってみてください。
・屋根の劣化が進んでいる場合
屋根の劣化が進んでおり、生活に支障が出ている、もしくは出そうな場合も葺き替えを行った方が良いといえます。
例えば、
・大きなひび割れ
・雨漏り
などが発生している状況では、快適に生活できるはずもありません。
葺き替えを行い、新しい屋根材を設置することによって、生活における支障や悩みを解消できるため、快適な日々を取り戻せるようになるのです。
3:まとめ
屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を設置する工事のことです。
下地から新しいものに交換するため、新築同様の状態に戻せます。
また、今よりも軽い屋根材に交換することによって、耐震性の向上にも繋げられるため一石二鳥といえるのです。
葺き替えは大規模修繕に該当するため、時間もかかりますし、お金もかかりますが、トータルで見るとメリットの方が大きくなりますので、屋根の耐用年数が大幅に過ぎている場合や、劣化が進んでしまっている場合は葺き替えも検討してみてください。
どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。