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築何年で屋根点検が必要になるのか

屋根修理・屋根工事のやね屋です。

屋根は日常生活の中で直接目にする機会が少ないため、劣化に気づきにくい部位です。

そのため「雨漏りしていないから大丈夫」「見た目がきれいだから問題ない」と判断してしまい、点検のタイミングを逃すケースが少なくありません。

しかし屋根は、築年数の経過とともに確実に劣化が進行しており、適切な時期に点検を行うことが住まいを長持ちさせる大きなポイントになります。

以下では、築年数ごとの屋根の状態と、点検が必要になる目安について2つのブロックに分けて解説いたします。

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1:築年数ごとに見る屋根点検の必要性

一般的に、屋根点検が初めて必要になる目安は「築5年〜10年」とされています。新築直後の屋根は材料自体も新しく、防水性能も十分ですが、施工時のわずかな不具合や、台風・強風・豪雨といった自然環境の影響により、想定より早く劣化が始まることがあります。特に築5年を過ぎたあたりからは、一度も点検をしていない場合、専門業者による目視点検を行うことが望ましいといえます。

築10年前後になると、屋根材そのものよりも、下地や防水部分に変化が出始めます。スレート屋根であれば表面塗装の劣化、金属屋根であれば固定部分やコーキングの劣化、瓦屋根であれば漆喰の剥がれなどが起こりやすくなります。この段階では、雨漏りなどの症状が出ていなくても、点検を行うことで将来的なトラブルを未然に防ぐことが可能です。

築15年〜20年を迎える頃には、屋根点検は「推奨」ではなく「必須」と考えるべき時期に入ります。防水シートの劣化や屋根材のズレ、ひび割れなど、目に見えない部分で問題が進行しているケースが増えるためです。この時期に点検を怠ると、小さな不具合が一気に雨漏りへと発展し、修理費用が高額になる恐れがあります。

2:築年数だけでは判断できない点検のタイミング

屋根点検の必要性は、築年数だけで一律に判断できるものではありません。立地条件や屋根材の種類、過去のメンテナンス履歴によって、劣化の進行スピードは大きく異なります。例えば、海沿い地域では塩害によって金属部分の劣化が早まり、山間部や積雪地域では凍結と融解の繰り返しによるダメージを受けやすくなります。このような環境では、築年数が浅くても早めの点検が必要になる場合があります。

また、台風や大雪、地震などの自然災害を経験した住宅は、築年数に関係なく点検を行うべきです。見た目には異常がなくても、屋根内部でズレや浮きが発生していることは珍しくありません。災害後に点検を行わず放置してしまうと、数か月後、あるいは数年後に突然雨漏りが発生するケースも多く見られます。

さらに重要なのが、過去に屋根の点検やメンテナンスを行っているかどうかです。定期的に点検や補修を行っている住宅であれば、築20年を超えても大きな問題が発生していないこともあります。一方で、築10年を超えて一度も点検をしていない場合、すでに劣化が進行している可能性は高いといえます。屋根点検は「何年経ったか」だけでなく、「これまで何をしてきたか」も重要な判断材料になります。

3:まとめ

屋根点検が必要になる築年数の目安は、一般的には築5年〜10年が最初のタイミングとされ、築15年を超えると定期点検が不可欠な時期に入ります。ただし、実際には立地環境や屋根材、過去のメンテナンス状況によって点検の必要性は大きく変わります。

大切なのは、雨漏りなどの明確な症状が出てから動くのではなく、問題が起こる前に点検を行うことです。定期的な屋根点検は、住まいの寿命を延ばし、将来的な修理費用を抑えることにもつながります。築年数を一つの目安としながら、ご自宅の状況に合わせて計画的に屋根点検を行うことが重要だといえるでしょう。

どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。

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