目安となる劣化症状や時期を紹介!
屋根修理・屋根工事のやね屋です。
屋根は常に雨風にさらされているため、時間の経過とともに劣化していきます。
そのため、例外なく定期的なメンテナンスが必要になるのですが、中には「どのタイミングで修理をすればいいの?」という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、屋根修理の目安タイミングについて詳しく解説していきます。
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1:屋根修理はどのタイミングで行うべき?
屋根修理は、以下のタイミングで行うのがおすすめです。
・屋根材の耐用年数が経過したタイミング
・劣化症状が発生したタイミング
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
・屋根材の耐用年数が経過したタイミング
屋根材にはそれぞれ耐用年数があります。
耐用年数とは、材質本来の効果を保っていられる年数のことです。
もちろん絶対的な数字ではありませんが、耐用年数が経過すると劣化症状が起こりやすくなります。
耐用年数を基準にメンテナンスを行うことによって、屋根材の耐久性や機能性を維持しやすくなるため、結果として生活の快適性を維持しやすくなるのです。
・劣化症状が発生したタイミング
劣化症状が発生したタイミングで屋根修理を行うというのも1つの方法です。
ただ、何らかの劣化症状が発生している場合、既に屋根材が大きな損傷を受けている可能性が高く、修理費用が高額になってしまったり、工期が伸びてしまったりすることもありますので、できるだけ早めにメンテナンスを行いましょう。
・屋根材別:耐用年数および修理の目安
では次に、屋根材別の耐用年数と修理の目安を紹介していきます。
・化粧スレート
化粧スレート屋根は、現在最も人気を集めている屋根材です。
耐用年数は20年~25年前後であり、コストバランスを重視したい方に最適といえます。
そんな化粧スレートは、8年~10年を目安に塗装などのメンテナンスを行うのが良いといわれています。
・瓦屋根
瓦屋根は、耐用年数が長いことで有名な屋根材です。
・粘土瓦→耐用年数50年以上
・セメント瓦→耐用年数30年~40年
・コンクリート瓦→耐用年数30年~40年
など、様々な種類があり、いずれも耐用年数がかなり長くなっています。
粘土瓦は20年を目安に詰め直しを行い、セメント瓦とコンクリート瓦は10年~15年を目安に塗装をするのがおすすめです。
・金属屋根
金属板を薄く加工して作られた金属屋根は、軽量かつ屋根の形状に合わせて加工できるため、複雑な形の屋根との相性が良いです。
そんな金属屋根にも様々な種類がありますが、最も一般的なのはガルバリウム鋼板屋根です。
ガルバリウム鋼板屋根は、耐用年数が30年~40年前後(塩害地域を除く)となっており、比較的長持ちします。
15年を目安に塗装工事を行うことで、耐久性や機能性を維持しやすくなります。
2:屋根修理を行った方が良い劣化症状
では次に、屋根修理を行った方が良い劣化症状について詳しく見ていきましょう。
・色褪せやカビ
屋根の色褪せやカビが目立つようになってきたら、修理を検討しましょう。
中には、
「色褪せやカビくらい問題ない」
と考える方もいると思いますが、色褪せがひどくなったと感じる場合、防水性が低下している可能性が高いです。
この状態を放置していると、雨漏りに繋がりやすくなります。
また、カビが発生している場合は、既に屋根の防水機能が働いていないサインであり、早急に修理が必要です。
・ひび割れや破損
屋根のひび割れや破損を見つけたときは、すぐに修理を行いましょう。
ひび割れや破損を放置していると、雨漏りに繋がる可能性が高くなりますので注意してください。
また、初期であればカバー工法を選択できるケースもありますが、放置していると葺き替えしか選択肢がなくなり、高額な費用がかかってしまうこともありますので、できるだけ早く動き出すことをおすすめします。
・塗膜の剥がれ
塗膜の剥がれが生じたら、屋根修理を検討しましょう。
塗膜が剥がれるということは、既にその塗膜が寿命を迎えているということですので、早急に塗り替えを行わなければなりません。
放置しているとサビや腐食に繋がりますので、気づいた段階ですぐに対応することをおすすめします。
・サビ
屋根にサビが発生している場合、防水性能が低下している可能性が高いです。
サビは放置していると広範囲に広がり、それが原因で屋根に穴が開いてしまうこともあります。
初期の場合は屋根塗装で済むケースもありますが、放置するとカバー工法や葺き替えなど、より高額な費用がかかる修理を行う必要が出てきてしまうため、早めに業者に相談しましょう。
3:まとめ
屋根は時間の経過とともに劣化していくため、例外なく定期的なメンテナンスが必要になります。
屋根修理は、以下のタイミングを目安に行うのがおすすめです。
・屋根材の耐用年数が経過したタイミング
・劣化症状が発生したタイミング
とはいえ、中にはどの屋根材を使っているのかわからなかったり、劣化症状が確認できなかったりするケースもあるでしょう。
そのような場合は、信頼できる屋根修理業者に点検を依頼するのがおすすめです。
どんなに注意しても知らないうちにトラブルに巻き込まれることは多々ございます。失敗しないためには相見積もりを行うことが一番のポイントかもしれません。